スーパー店員の憂鬱・社員自爆買い編・売上のために給料投入とかマジでやばい

以前、スーパーの店員に課せられる年間自爆買いリストを書いたことがあるけど、実はまだまだ潜んでいる。小さなものから大きなものまで経験を元に書いていこうと思う。

前回の記事はこちら、

スーパ店員の憂鬱・スーパーに就職すると年間でこんだけ買わされるものがあるんだぞ編おせちからクリスマスケーキノルマまで - ~Long Passage~

 

レベル1、失敗・規格外

割と頻繁に発生するのがこれ。半額にして自分やパート達で買ったり、社内販売で捌いたり。

 

レベル2、売れ残り

これも頻度が高い。天気の悪い日とか特に。閉店後に8割引きとかで残ってる人たちになんとか買ってもらったりする。

 

レベル3、期限間近

バックヤードでコーナー化されていたりする。5割引きから9割引きまで。期限が迫って1個10円とかになったりもする。

 

レベル4、大量仕入れ、大量在庫

これもバックヤードでコーナー化。目論見が外れたため大量にあったりする。米5キロが千円とかすごいことになってる。

 

 レベル5、売上アップの為に給与投入

最終手段。売上昨年比が80%台だったり、荒利未達だった場合に発生。

夜こっそりレジへ行き、自部門の商品をスキャンしてお金を投入するというもの。

特に、ベーカリーがやばい。なぜなら自前のレジがあるからである。

知り合いに、セキってやつがいたんだけど、ずっと昨比80%台が続いていて、店長からもドヤされていたため、月末最終日に給与を全額投入したという。

昨比80%台というのは、残業代もつけられなくなるし、休みも取りづらくなる。労働時間だけが馬鹿みたいに増えて給与が減るという地獄のような状況になる。そんな状況下での給与全投入である。

投入金額は25万。平均日販が20万円で、30日土曜日の売上が25万に対し31日日曜日の売上が48万というミラクル。明らかに不正なんだけど店長は見て見ぬふり。

ちなみにスーパーでの評価基準というのは、1、売上昨年比、2、新商品の売上、3、その月に推すクラスの売上(飲料クラスとか)である。

セキはレジで、新商品A×500新商品B×500新商品C×500推奨クラス商品×100とやっていたのだ。

当然、評価は上がる。結果、その店を脱出し、上の店舗への異動が決まったのだった。

可愛そうなのは引き継ぐ主任だよね。だって明らかにおかしな売上の日があるんだから。この25万円分の売上はどうすんの?って話。

 

こんな感じでスーパーでは売上が悪い時、荒利が出ていないときに自爆買いが発生するのである。