小学校のマラソン大会だった。
コース脇にびっしりと応援する人が並び、怒号が飛び交っている。異様な光景だ。
そこに混じり、うおーがんばれーと応援を送る。
子供たちの何がすごいって、全員がランニングシューズを履いているってことだ。
俺の時は普段の靴で走るのが100%だったのに。時代は変わるものだ。
子供たちの足元に注目すると、
1位ニューバランス
2位アシックス
3位ミズノ
4位プーマ
5位ナイキ
の割合で履かれていた。さすがデザインのニューバランスである。そして安定のアシックス&ミズノ。
大会の方はというと、女子はミニバスをやっている子達が上位を占めていたようだった。逆に男子は割と混沌としていて面白かった。
小学校の頃は学年で男子は40人ほどだったと思うが、マラソン大会では毎年35位くらいだった。兄2人は1位だというのに。
春に即席で作られる学校の陸上部(長距離)に入ってたり、庭にゴールを建ててもらってバスケしたり、高鉄棒を建ててもらってぐるぐる回ったり、バドミントンしたりドッジボールしたり野球したり二重飛び100回したり空手したりアイススケートしたりと、かなり運動はしていたのに体力が無いというのは異常体質だったのかもしれない。しかも学校まで毎日往復5km歩いていたのに。
中学からはそこそこ体力は付いたが、1番というのは無かった。
中学でも高校でも1番が取れる兄はすげえなぁと思った。