ファッキン恵方巻き

恵方巻きを流行らせたやつは死んでくれと思う時期になってきた。

予約もガンガン入り、当日は寿司部の応援のためシフトを空けないといけない。

主任やパート・バイトは早出プラス残業が決まっているが応援者はそうではない。定時でさよならだ。これだけが救い。

 

スーパーの恵方巻きで注意しなければいけないのは、午前中の予約と朝一の売り場の商品である。

出勤が0時とかになっているので、開店時間よりかなり早い時間に商品を作ることになる。そしてバック通路に溜めに溜めて開店直前にラベルを貼って出すのである。朝並んでいる商品はすでに製造後6時間は経過していると思った方がいい。午前中の予約分も作ってはバック通路に溜めていくので衛生状況とか色々やばい。そんな事を気にしていたら製造が間に合わないんだけど、とにかく午前中の恵方巻きはやばいと思った方がいい。

鮮度抜群を狙うなら、お昼~午後狙いが良い。製造してる人に直接これ作ってと言えばなおさら良し。

 

毎年毎年、昨年比越えという意味不明な目標があるので、翌日大量廃棄することになるんだけど、計画立案の時点で製造は昨年の120%とかやらないとお前なめてんの?みたいな空気になるから大変だなーと思う。夕方過ぎとか、廃棄するために作っているようなもので、お疲れさんな感じだ。

製造も、最初は手袋交換にアルコール消毒するけど、途中から全然やらない。どんどん汚れていってすごい色した手袋になってる時とかあるがもはや誰も気にしていない。外からは見えないからOKみたいな。やべーよ。

休憩室で製造しているチームはしゃべりまくりで和気藹々としているが、作業場チームはかなり殺伐としている。鬼気迫る感じで巻いている。

 

現場としてはイベントばっか増やしやがってと怒るところである。

恵方巻きはいきなりブームになったが、ハロウィンは年々強化されているので10月が恐ろしくなっている。クリスマスに迫る勢いだ。

2月の恵方巻きに味を占めて、夏の恵方巻とかやり出したときはさすがに応援いかねーからと言った。売れてなかったしまぁいいか。