無印のロト紋はリアルタイムで追っていたが、こっちは展開が遅くて半年にまとめて読んでいた。ヤングガンガンというマイナーな雑誌掲載だったこともあり取扱店が少なく読むには漫画喫茶を利用するしかなかった。そして完結記念に一気読み。以下感想。
無印はドラクエ3の続編であったが、紋継ぐはドラクエ3,1,2を繋ぐ話となっていた。
何で竜王の城にロトの剣があるのかとかロトの鎧が武器屋にあるのかとか。ニヤリとするような設定が所々にある。
戦闘は最初は呪文が封じられていたので波動拳の独壇場みたいな感じだったが、魔法が復活してからは一転。ガイア級の呪文とか出てきちゃってインフレしまくっていた。本家に逆輸入されないかなぁ。
ちょっと納得いかないのが竜王の扱い。
無印でも冷遇されていたが今回では散々な目にあうこととなる。対ゾーマなんてドラクエ1と3のラスボスが戦うという燃える展開だったがやっぱり負けた。無印で中ボス扱いだったグノンにも負けてて作者は竜王が嫌いなのかってくらいだった。あとシドーの扱いもなんじゃこりゃだった。一応2のラスボスなのに。
敵もやられる→ゾンビ化復活が多く雑魚戦は毎回グダグダであった。
丁寧に描きすぎというかこの進まないシナリオ。ラスボスのゾーマ戦を考えるとアリアハン編とかもうちょっと纏められたよなぁ。
逆に前作主人公のアルスたちの扱いは良かった。Zガンダムにおけるアムロやシャアみたいな感じで凄まじく強いんだけど今作主人公を立てるというか。出るとこは出る、引っ込むとこは引っ込むで主人公じゃないんだけど存在感はものすごくあった。
全34巻で連載期間が16年かぁ。
個人的にはドラクエ1と2の間。そして2の続きも描いて欲しい。
連載じゃなくて単発でもいいからドラクエを繋ぐ話を描いて欲しいわ。