5年以上に渡って苦しんだアトピー性皮膚炎が治った話

小さなころからアレルギー性鼻炎持ちだった。それだけでは特に生活に支障は出ていなかったけど、アレルギー体質であった。鼻で呼吸出来ないのは致命的ではあったが。

 

20才の時、狂ったように勉強に打ち込んでいた時があって、その時にアトピーが発病した。

原因を考えると多すぎて特定できないようなことになっていた。

3か月くらい籠って勉強していたのと、日も浴びてなかったしろくな食事を摂っていなかったし、運動不足、風呂や掃除や布団干しをしていないこと等による不衛生、なにより、ボディソープとシャンプーを激安のものに変更したのが効いたんだと思う。いきなり、ぶわーと体中にアトピーが広がった。

 

これはやばいと思い、すぐ病院へ行った。アトピーですねと言われた。

飲み薬が処方されたが効きが悪く、塗り薬も処方されるようになった。

この段階での症状は、特に何もしていないのに部分的に皮膚が赤くなる、何かに接触するとその部分が赤くなるというものだった。

原因と思われる生活を改善したが病状は変わらず、アトピーにはその後も苦しめられることとなった。

就職してからは、貴重な休日を病院に費やさなければいけないのがつらかった。

 

転機となったのは、2011年3月だった。東日本大震災である。

 

薬が切れて病院に行ったら、通常の10倍くらい混んでいて中に入れなかった。平日の昼間に行ったのに。ずっと閉まっていたんだから混むのも当たり前であった。

そこで、この先も震災などで病院が開いて無い・薬が確保出来ない時があるかもしれないと考え、薬を一切止めた。

そうしたらそれ以降、病状が全く出なくなった。奇跡である。

 

震災が無かったら今でも薬が必要な体になっていたかもしれない。

当時はそのときからバイトに影響されマラソンに出始めて、食事・運動・睡眠がうまく連動していたことも影響したのかもしれない。仕事のストレスも無かったし。

 

というわけで、なんかしんないけどアトピーはいきなり治ることがある。

ただ鼻炎は治っていない。長距離ランナーのくせに鼻で呼吸出来ないのは致命的である。こればっかりは治らないだろうなぁ。