普通の会社だと、休憩1時間・残業4時間となる所が、
スーパーだと、休憩4時間・残業0秒になったりする。
大久保が店長の時、残業の申請が全員禁止になったので、ほぼ全員の休憩が4時間になった。
当たり前だけど、4時間休憩する人間は存在しない。残業になる時間を全て休憩にすり替える行為なのである。こうすることによって、残業は100%発生しなくなるという寸法だ。これが大久保のやり方。
その当時は午前のミーティングで全員が今日の勤怠を報告することになっていた。
ほぼ全員、「残業0・休憩4時間です」と言う。
俺ですら、「残業0秒・休憩3時間」と報告していた。
当然だが、休憩を4時間取ってる人間は見たことが無い。人によっては、休憩を5分しか取ってないやつもいた。架空休憩3時間55分である。
報告通り休憩を取っているのは俺だけだった。
まず開店と同時に休憩1時間。昼に1時間半、午後ミーティング後に30分と無理やり休憩を取っていた。
開店時には客を迎える為、全社員が店頭に並ぶが無視していた。その時間にはすでにコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた。
休憩室で休憩していると、大久保からお前何やってんのと聞かれた。
休憩3時間なんでと答えると大久保は黙って去っていった。
社食が機能していなかったこともあり、昼には外に食べに行っていた。1時間半あると意外と周れるものである。
その後、内部告発で大久保は他店に異動となる。
その瞬間から全員が残業を付け始めた。
以上の事から、スーパーではクソ店長に当たると月200時間残業しようが残業が0秒になる。
対抗手段は内部告発。これさえやれば誰だろうが即異動だ。