個人経営のコンビニエンスストアの魅力

普段は朝食を取らないのに、むっ、これはお腹が減っていると感じたのでコンビニに行くとした。

最寄りのコンビニまでは100m弱。近いので寝間着にサンダルという格好で向かう。

 

時刻は朝7時40分。目的のコンビニに到着し、いざ入店というところで、ドアが開かない。鍵がかかってやがる。

このコンビニ、営業時間は7:00-22:00とあるが、実は8:00-21:00なのだ。夜9時には明かり消えてるし。

やっぱ開いて無いかと思っていたら、いまあけるよーと声を掛けられた。

 

電気の付いていない店内で買い物をする。

おにぎりが1こだけあったので手に取ると、それ捨てるからあげるよと言われた。

さらに、これとこれもあげるよと言われ、計3このおにぎりをもらうこととなった。

期限切れてるからと言われたので確認すると、たしかに昨日の23時で切れている。

そう、この店は開店後に品物を並べるのだ。

パンを1こ買って会計。だが、おにぎり3こでお腹一杯になってしまった。

 

 

このコンビニはおじちゃんとおばあちゃんの2人で経営されている。

おにぎりやパンなど期限の近いものは少なく、お菓子などは多く品揃えされている。ロスを出さない基本をちゃんと抑えてある。

雑誌もほぼ無いが、なぜかエロ本だけは充実している。

基本的にレジは誰もいないので、奥の部屋に向かってすいませーんと声をかけるシステムになっている。そうしたら出てくる。

殺伐とした現代のコンビニとは一線を画す、昔ながらのコンビニである。

もちろん、駐車場、コピー機、コーヒーなんてものは無い。ただ、ポストがあるので寄る人は多い。

大学が近く学生街なので、男子大学生向けに調整がされた店なんだろうなと思う。

ちなみに、おじちゃんがレジの場合、毎回学生証出してと言われる。なんと、学割が利くのである。すげえなこの店。学割の利くコンビニってなんなんだよ。

 

店内のあらゆるところで、手描きPOPがあるのもポイント高い。

コーラ100円とかあるけど、冷蔵庫の中なので紙がしわしわになっているのも昭和を思い出させる。なんたるノスタルジー

 

はす向かいにも似たような業態の店がある。こちらは米、酒メインなのだが、何故か小学生くらいの子供たちが寄っているのをみかける。棲み分けは出来ているようだ。

 

800m先にファミマがあるのでこちらに寄ったりもする。一気に令和だ。

 

昭和と令和を体験できる貴重な街に住んでいるんだなと思った。