クリスマス予約商品でバイヤーが左遷

クリスマス予約商品もいよいよ締切となってきた。

カタログには何ページにもわたり、フルカラーでケーキやら部門によっては肉や魚などが掲載されている。

今年の一押しはバスクチーズケーキ。流行に乗ってうちの会社も販売に至った。

その他シェフたちのケーキも非常においしそうである。試食が自社ケーキのみなのは非常に残念。スーパーに勤めてるんだから全部食わせろといいたい。

 

様々なバイヤーたちが関わるクリスマス予約商品。

どんな商品でも最低100個は予約が入る。

だがかつて、たった2件しか予約が入らなかった商品があった。

 

会議で配られた資料を目にし、えっ、こんなのクリスマスに食べる?バカなの?死ぬの?という反応。しかも社員全員が。

この商品が今年来る、と担当バイヤーは力説していた。

しかし、クリスマス予約が終わってみれば、入った予約はたった2件

しかもその2件は関係会社の予約という、実質予約0というすごい結果を出してしまった。

 

翌年からそのバイヤーをみなくなった。左遷されていた。

ただ、予約0の商品を作ってしまった事は過去例をみなかったため部門内ではある意味伝説となった。

うんこみたいなケーキでも100個は予約入るのに。すごいバイヤーもいたもんだ。